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2022.03.28 - news - blog

「よい老人ホーム」には「よい食事」がある

 

目次

-器への心配り

-空間への心配り

-メニューへの心配り

-スタッフの暖かさ

-良い食事とは何か

 

お年寄りにとって3度の食事は最大の楽しみだと思います。

一方、お年寄りには選択肢が限られてきます。

好きなレストランに気軽にいく事は出来ません。

だからこそ施設の食事は重要視したいものです。

私が考える「よい食事」についてご説明いたします。

見た目への心配り

食事は見た目が重要です。

食欲をそそるかどうか?

美味しさに点数を付ける事は出来ません。

だからこそ細部へのこだわりが重要です。

赤、黄色、緑の鮮やかな3色が含まれているのか?

丁寧に盛り付けてあるか?

実際の食事を見て確認してはいかがでしょうか?

器への心配り

施設は住まいです。病院ではありません。

だからこそ器は大切にしたいですね。

出来れば陶器の器が好ましいです。

割れるリスクはありますが。

プラスチックの器で食べたい方はいらっしゃいませんよね。

センスの良い陶器の器の有無を確認されてはいかがでしょうか?

空間への心配り

過去の食事を思い出して見て下さい。

素敵な食事には、素敵な空間が共にあります。

暗く孤独な場所で食べる食事はどれだけ美味しかったとしても気分の良い食事では無いでしょう。

明るく、広くて、開放的な食堂があるかどうか?

この点も入居時に確認すべき点であると思います。

メニューへの心配り

メニューが選択出来るかどうか?これも非常に重要な点ですね。

そもそも施設に入居したら、選択肢が激減します。

ささやかな選択肢でも良いのです。

自分で食べたい食事を選択出来る自由。

選択式メニューについても確認が必要です。

和洋食、その他個別メニュー。

どの程度の選択肢があるか聞いてみましょう。

 

スタッフの質

最後は調理職員、スタッフの質です。

調理場が清潔に保たれているかどうか。

身なりは清潔かどうか。

調理方法は徹底されているか。

調理部門に関する情報も重視すべきポイントです。

良い食事とは何か

私が考える究極の良い食事は「好きな人と食べる食事」です。

誰と食事をしたか。

これが一生記憶に残ります。

可能な限りご家族がよりそって食事をする事。

これに尽きると思います。

 

介護経営総合研究所 代表 五十嵐太郎

1970年生まれ。平成5年から株式会社リクルートにて通信、販促、ブライダルに関する事業に携わり、数多くの事業再生を実現。

その後、関東地区において介護メディア創刊、老人ホーム設立、介護経営の立て直しを行うと共に、多様な採用手法を研究・実践し、全国最低水準のコストで数百人の採用に成功。

令和2年8月より介護経営総合研究所を設立。

利益率改善、採用コスト削減、営業力強化、マネジメント改善、ガバナンス強化等、総合的な経営サポートを実施中