ターミナルステージ

ターミナルステージとは、末期がんなどで治すことが難しいとされ、治療をやめてから死亡するまでの期間のことです。
この期間の始めは余命が宣告されてからだったり、病気が発見されてからの期間だったりと様々です。
正確な定義はないため、どのような状態や時期をターミナルステージとするのかは難しい問題ですが、患者本人ではなく主治医の判断で決定されていることが多いのが現状です。
この時期は、治療による延命よりも病気の症状などによる苦しさや痛み・不快感を緩和し、精神的な平穏や残された生活の充実を優先させることが目的とされます。この時期に行われるケアを『ターミナルケア』といいます。

英単語のターミナル(terminal)は『時間をかけて死に至ると予見された』、『不治の』といった意味をもちます。